×月×日
朝になってもこの場所には慣れない。


どうやらリト君は、仲間が保釈金を用意したらしく出所できるらしい。


あ〜…。ついに本当の孤独がやってくる。




リト: 「ただいまっ〜。」


ハルト: 「おかえりー!ごめんよリト〜!」


リト: 「気にするな。刑務所も面白かったぜ。友達も一緒だったしな!」

ハルト: 「友達?」


リト: 「あっ、壱太君のお姉さん?」

二菜:「はじめまして。二菜よ。」


リト: 「そっかぁ。二菜さんのおかげで出られたんだね。」

二菜: 「まぁ、お金は壱太が用意したんだけどね。」


リト: 「二菜さん悪いけど、もう1人ぼくの友達も出して欲しいんだ。」

二菜: 「友達?」

リト: 「そう、次郎ってやつ。」


二菜: (次郎・・・どっかで聞いたような。)


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