×月×日
隣の牢にいるリト君が何かを叫んでいた。

リト:「次郎〜!明日にはこんなところオサラバだから安心しろよー!」


リト君まさか、プリズンブレイクする気?


まり子さん大丈夫だろうか・・・。


ここ数日、遊び呆けていたことを深く反省した。
こんな自体にまでなってしまって、まり子さんに何て言えば・・・。


まり子さんのお父さんから連絡がきたので、僕は電話に出ることを許された。


僕は、手短に経緯を話した。そしてすぐに出られるから安心するように
まり子さんに伝えて下さいと・・・。


お父さん:「ああ、わかった。まり子の出産予定が早まってね。
帰ってきたら、警察から連絡があったんで・・・まぁ元気でなにより。
男が生まれたよ。」



「本当ですか!!まり子さんは大丈夫ですか?」


お父さん:「私がいるから安心しなさい。まり子に付き添っているから
そちらには行けそうにないが・・・。」



そう言ったお父さんの声は、いつになく不安そうな声だった。


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