×月×日
翌日の僕は仕事が休みでお暇でした。


またあの店にいって英雄になりたいなぁ〜。


「隠れ家」のことばかり考えてしまって気が散った。


ギャンブルとは恐ろしいなぁ。
真面目な僕が今日もこの店に来てしまった。


常連とカードゲームを楽しみ、今日も僕は完勝した。


「あなた強いのね〜。あなただったらあの人に勝てるかもしれない。」

彼女の褒め言葉にすっかり気をよくした僕は「あの人」について聞いてみた。


どうやら彼は大金をかけて遊んでいる富豪家らしく、
勝てばかなり儲かるらしい。


翌日も僕はこの店へ来た。
「あの人」とやらに勝負を挑むためだ。


「パパは今日も仕事で遅くなるんだって」


まり子さんは何も知らない。


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