次郎さん、私はあなたの就職が決まって嬉しかった。


あなたの仕事場。
小さなファミリーレストラン。



意地悪な料理長にいじめられても負けないあなたの働く姿を
ひと目見たくて、こっそりとレストランに行ったのを気づきましたか?



次郎さんは休憩中だと聞いて外へ出てみることにしたその時、
私は見てしまいました。



あなたが若い女の子を口説いている姿を。


とても親しそうでした。


私が見ているとも知らずに…(笑)


僕はぞっとして日記を閉じた。
最後の(笑)ってなに!?
一体なんなの!?


彼女はとんでもない誤解をしている。
でもそれを弁解すれば、勝手に日記を読んだことがバレてしまう。

どうする次郎?


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