×月×日
息子の部屋で一晩を明かしても、何も気づけなかった僕は
もっとよく息子を観察することにした。


たまに寂しそうに座っている。
お菓子の食べ過ぎで太ってきたようだ。
その姿は僕に、ビール太りをした中年の腹を思わせた。


表情からしても息子は最近おっさん化しているのでは?


しかしそれよりも、
僕の布団で寝るようになったのが一番の変化だ。


これはもしかして寂しいのだろうか。
まりんに夢中な僕らに、甘えているのではないだろうか。


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