×月×日
子供も増えるし、僕の就職活動は正念場を向かえた。
今日は面接日である。


どうやらこの人が面接官らしい。
緊張するな・・・。手に人という字を書いて飲み込むと落ち着く。
そんなことをする人が今だにいるとしたら、それは僕だ。


名はコメイというらしい。
とっさに浮かんだのは、彼の前世はターザンではないか?ということ。
どうやら僕の緊張はここでピークを迎えたらしい。


土木現場に興味があります!
と言い切った後、この会社が外食産業であることを思い出した。


つ、つまり、何でもやらせて下さい!という意味でして〜#$%&


あの時の僕は、慌ててフォローを入れようと必死だった。


まぁまぁ落ち着いて。
彼にそう言われて、僕は不採用を確信した。


ところだどうだ!翌日採用の電話が来たではないか!


僕は道の往来で、思わずついガッツポーズをきめてしまった。


YES!と。
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